戻る 会津見て歩記
市役所正面玄関の近くにある野口英雄像の向かいの路地を入ると趣のある建物が見えてくる。戊辰戦争まで南会津田島の陣屋として使われていたものを移築した、高い天井やむき出しの梁や柱に趣がある。 予約してあたので、二階の個室に案内された。歴史を刻んだ大きな梁や柱の個室は、東京では絶対に経験できない贅沢な落ち着いた空間をつくる。 予約していた料理は、まず前菜としてゴマ豆腐と郷土料理のニシンの山椒漬け、棒タラなどが出てきた。そしてまた名物の「こずゆ」これは美味しかった。続いて馬刺しとニシン、スルメ、饅頭の天ぷら。これは知らない人が食べたら「馬鹿にしているのか」と怒るかもしれないねと妻が一言。馬肉の焼き物、そしてシャケや山菜がいっぱいでなんともいえない味付けの美味しい輪箱飯(わっぱめし)。最後に出てきて満腹でも最後まで食べてしまうほど美味しい。 狭い階段を下りて帳場(レジといわないのがいいですね)。土間には何故かいろんな紙幣が張られた2メートルもある男性のシンボルがあってびっくりする.これは道祖神で田季野で使われている桧枝岐村製の輪箱(わっぱ)が女性ををあらわし対をなすのだとのこと。 コース料理であるがフレンチのレストラン等とは違う贅沢な気分と時間を過ごさせていただいた。会津の歴史はそれだけで観光資源であり、財産であることを改めて実感。 平成17年7月尾瀬にニッコウキスゲを見に行った後会津に立ち寄った。ところが今年から最後のわっぱめしの味噌汁と香の物の器が杉のワッパの器に変わっていた。帰りに奥様に確認したところ、特徴を出すために今年から変えたものであるとのこととても感激の器でした。(2005.7.31) |
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2003年8月2日撮影