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その傍らには「如蔵尼の墓」と書いてあった。如蔵尼とは平将門の三女「滝夜叉姫」である。平将門については知っていたがその娘については知らなかったので、図書館で調べてみると、父将門が乱を起こして敗れた後に日立の国に引きこもり妖術を使って抵抗したとあった。「今昔物語」の中には彼女が若い頃美しかったと書かれている。 まるでギリシャ神話のコルキスに黄金の羊の毛皮を取りに行く「アルゴ船の物語」に出てくる妖女メディアのような女性なのである。(後に歌川国芳の「相馬の古内裏」という浮世絵に大きな骸骨を操る滝夜叉姫が描かれていることを知った)。(会津見て歩記より) |
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2003年8月2日撮影