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河童橋
7時40分
標高1500m |
松本から約1時間の沢渡大橋の市営駐車場に車を預ける(1日500円)。姫路から来て穂高に登る男女7名のパーティーと2台のタクシーに分乗して上高地バスターミナルに着く。(1人1000円)
入山届けを出してバスターミナルから河童橋まで約5分歩く。
快晴の空に穂高の山並みが輝いていた。上高地3回目にして始めてみる写真よく目にする河童橋から梓川、穂高の山並みである。
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河童橋をあとに小梨平のキャンプ場を過ぎて約50分も歩くと明神に着く。槍ケ岳への道程は長く(約22km)2日の予定で、今日の宿泊予定地槍沢のババ平まで行けばいいため、明神でザックをデポして明神池の観光に出かける。
明神館から数分歩くと突然視界が開け、明神大橋と青空を背景に穂高の神様の御神体でもある明神岳が聳えている。橋を渡り少し歩くと穂高神社奥社がある。奥穂高岳に天降ったと伝わる穂高見神(ほたかみのかみ)を祭神とする穂高神社の本宮(ほんみや)は、長野県安曇市穂高に鎮座する。 |
明神橋
8時30分 |
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明神池
8時35分
標高1540m |
穂高神社奥社の裏は明神池で拝観料300円である。静かな緑の木々に囲まれた澄みわたる湖面にはオシドリがエサをとるためにお尻を水面に出して潜るユーモラスな姿が見られる。明神池は大きな一之池と小さなニ之池に分かれている。
神社の入り口には穂高の名登山ガイドとして知られる上條嘉門次のレリーフと嘉門次小屋がある。
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明神を出て50分ほどで徳沢に着く。徳沢苑は井上靖の「氷壁」の舞台となった場所。
木々の上に前穂高の山が聳えて見える。
その前に広がる広い草地は最高のキャンプ地である。 |
徳沢
10時6分 |
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横尾(着)
11時10分
標高1620m
11時40分
出発
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徳沢を出て1時間ほどで穂高と槍ケ岳の分岐点である横尾に出る。
さすがに人気の山であり子供づれの若い夫婦の登山者も多い。特にオムツをした2歳ほどの女の子を若い母親が背負い、若いお父さんが100リッターほどもある家族全員分の装備を入れたザックを背負っているのにはビックリした。
ここでお湯を沸かしスープを作りおにぎりで昼食を摂って出発した。
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横尾を出発して、沢沿いのなだらかな道を歩くと左側には尾根越しに涸沢、穂高方面に向かうときに聳えて見える屏風岩が見える。
そして最初のポイントは40分ほどで槍見河原である。その次は横尾から50分ほどで一ノ俣の橋に出る。そのたもとで休息する登山者が多い。これから二ノ俣の沢をこえしばらくは沢の流れが綺麗な場所を楽しみながら歩く。そしてしばらくして沢を離れると登りになる。 |
槍見河原
12時31分 |
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槍沢ロッジ
13時43分
標高1825m |
沢音を聞きながら登ると、小さな水力発電の設備が見えてくるとその手前に小さな木の板に「もうすぐ槍沢ロッジだ。がんばって。」と書かれている。
ここから7分ほどで槍沢ロッジに出る。大正6年創業の歴史のある山小屋。ここでババ平のキャンプ場での手続くをする(1人500円)。
ラ李沢ロッジの前の広場には望遠鏡がおいてあり、晴れていたら槍の穂先が見えるらしい。
ロッジを出て樹林を10分ほど登ると突然視界が開けて槍見で尖った山が現われる。
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槍沢ロッジから山道を30分ほど登ると視界が開けてババ平の野営場が現われる。
沢の向こうには東鎌の尾根が聳え、沢の両側は見上げるような急な岩山の底にある小さなテント場である。この日は登山者が多く私たちが着いた頃にはテントを張る適当な場所がなくようやく中央部にテントを張った。そのあと登山者が狭いすき間にテントを張りテントを張る場所がなくなり河原にテントを張る登山者もいた。
ここは元槍沢ロッジが建っていた場所で上部からパイプで引いてきた沢水が豊富でとても美味しい水である。それに簡易トイレがあるがトイレットペーパーがおかれており比較的きれいなトイレである。 |
ババ平
14時15分
標高2000m |
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