笠ヶ岳(3)
笠新道登山口から杓子平まで(とても長い)
笠新道は急なうえに長くてとても辛い登りである(下山してくる人に聞くと下りものぼりと同じぐらい辛いとのこと)。ルートタイムは4時間20分と書いてあるが休憩を入れると5時間以上はかかる。。登山道はジグザグに登りとても整備されている。上に行くに従ってなだらかになることは一切なく杓子平に出るまで苦しい登りが続く。笠新道の取り付が標高約1350mそして杓子平が約2450mであるから一気に1100mを登ることになる。 最初は深いブナ林を登るが上に行くに従って背後に穂高の山並が見え始め、槍ケ岳も見えて来る。それでも眼下煮の登ってきた登山口の工事現場が見えるからその急峻さを認識できる。 上部に行くと岩場が出てきてそして幾分斜度が緩み草付になると杓子平に飛び出す。 標高を書いた標識がありそれが目印になる。標高1920mの地点で中間地点とあるがこの標識には杓子平まであと1時間30分と書かれているが、テント泊の重装備ではそれではとても登れない。上に行くにしたがってとてもきつく苦しくなる。あくまで各自のペースを守って登る以外に無い。 |
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8時31分 標高1450m地点 この付近はブナ・ナラの原生林 (8時15分に「登山道口を出発) |
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8時40分 アサギマダラを見ることができた。この蝶は何千キロも渡りをする貴重な蝶である。 |
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10時23分 標高1920mの地点で中間地点とあるがこの標識には杓子平まであと1時間30分と書かれているが、それではとても登れない。 |
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10時34分 急なのぼりを2時間登っても登り始めた蒲田側に左俣が眼下に見える。いかに急かが理解できるでであろう。 |
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10時34分背後に南岳、大キレット、北穂高、涸沢岳、奥穂高等が楽しめる。こののぼりの唯一の楽しみである。 |
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10時41分 そしてついに槍ケ岳が現われる。 中間部あたりから遮るものがなく背を太陽に照らされたきつい登りが続く。 |
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11時07分 標高2100m地点の少し上部。 急斜面が崩落しており、そこに復旧のためヘリで草の生える液を投下して緑の再生の工事をしていた。 |
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11時11分登りはじめて3時間上っても眼下の穂高の町みが見えている。 |
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11時31分 笠新道の上部に行くと岩場を登る 標高2200m地点の少し上部。 |
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12時30分 大きな急な岩場からは穂高・槍の山並みを楽しめる。 (杓子平はまだか・・と叫びたいぐらい長い間登っている。) |
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13時14分 ゴロゴロした岩場の急なのぼりを超えると急ではあるが草付きのお花畑に出る。ここまで来ると杓子平のヘリまではもうすぐ。 |
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13時32分 草付きの上部になるとジグザグの比較的緩やかな登山道になる。 木苺がたくさん生えている。 |
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13時38分 杓子平への入り口 ここを越える杓子平が広がる。 |
2007年8月25日撮影
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