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＝＝＝＝＝＝＝＝麹町ウぉ−カ−（麹町遊歩人）ＮＯ５４＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 今日は敬老の日。 昭和38年までは「としよりの日」、昭和40年までは「老人の日」、昭和41年から現在の「敬老の日」と呼称が変わっています。そして今年からこの日は「祝日法」の改正により、9月第3月曜日に変更されました。 今年、上野の寄席の帰りに都バスを池袋まで利用したときに、多くのお年寄が乗り降りするのにビックリ。改めて東京がそして日本が高齢化社会だということを実感しました。 敬老の日の基本精神は、『国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対し自らの生活の向上に努める意慾を促す日。』です。 この祝日の呼称は変わっても、精神だけは変えて欲しくないですね Ｈ氏が、お年寄だけじゃなく我々サラリーマンにもＧＯＯＤ！な場所を、レポートしてくれました。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 二番町の日本テレビとその隣にある美味しいカレーで有名な「アジャンタ麹町店」との間を皇居方面に向かって歩くと左側にグリーンパレスホテル、その向かい側には警備の厳重なイスラエル大使館が建っている｡ その通りをさらに進むと「女子学院」がある。東京では桜陰、雙葉と並ぶ有名女子高である｡明治3（1870）年にキリスト教の教義に基づいて設立された日本の女子校としては最も歴史のある学校である。創立当初より女性の自立を目指した教育が行われており、基本的に「校則は少ない」のだという（一般に「校則がない学校」として知られるが、最小限の規則はあるためこの方が正しいとのことである）。 女子学院の隣には「千代田女学園」もある。この「千代田女学園」も明治21（1888）年に創立された由緒ある女子高であるが、こちらは仏教（浄土真宗）の教えに基づく学校である。 女子学院の塀に沿ってまっすぐ歩くと少し下り坂になり、すぐ右側に福祉関係のバスが止まっている白い大きな建物が見えてくる｡ この建物は「千代田区いきいきプラザ一番町」（千代田区一番町12）という社会福祉法人千代田区社会福祉協議会の運営する老人ホームやディケアセンターなどがある総合福祉施設である。 エントランスを入ると２階まで吹き抜けになっているホールがあり、正面のガラスの前にグランドピアノが置かれておりその周りにテーブルや椅子が置かれ、昼時ともなるとランチを食べながらくつろぐ人が多い｡ このピアノはオートプレイピアノで正午から１時までと午後６時から７時まで美しい旋律を奏でてくれる｡ ピアノの置かれている右の奥は「レストランる・ぴあの」があり、ランチ等比較的リーズナブルな値段で美味しいフランス料理が楽しめる。この「レストランる・ぴあの」は文芸春秋社の前の路地を入ったところにある｢フランス割烹味館トライアングル｣の姉妹店である（平河町1-3-7）｡
それから上の階は老人ホームやディケアセンターになっており、エレベーターに乗るとガラス張りになっているドアの窓越し車椅子に乗って食事をして多くのご老人の姿を垣間見ることができる。ここが福祉施設であることを実感する｡ 最上階の８階はプールになっている｡ プールは18m×7ｍ、水深85cmから1mといった比較的小さめのプールであり、ガンガン泳ぐというより、水中ウォーキングをするといったプールである。 プールサイドは広く取られており、三方がガラス張りで天窓が大きく作られ、開放感がある。プールサイドにはジャグジーがあり夕暮れの周囲の景色が眺めることができる。公共施設にしてはなかなかおしゃれな作りになっている｡ 大きなお屋敷や高級マンションの建ち並ぶ都心の一等地（「一等地」という言葉は本来ここあたりのことを指す言葉なのであろう）、一番町の中に建っている８階建てのビルの最上階にこのようなスペースがあることに驚く｡ 
プールは原則として毎日、朝10時から午後8時まで2時間単位で区民300円、一般500円で利用できる（但し、毎週水曜日は団体利用日となっている。）。最終日曜日が休業日である。 ここの監視員によると、休日より平日の利用者が多いプールであるという｡夜間人口は40,633人（2003年4月1日現在）だが、昼間人口はサラリーマンや学生らで855,172人（2000年国勢調査）にもなる千代田区ならではの話である｡ さらに「いきいきプラザ」の近くに今年の春にオープンした公共施設を紹介する。 この建物は1階から4階までは幼稚園と麹町小学校として利用されているが地下（半地下構造である）に千代田区麹町出張所、区民館を併設する立派な複合施設である（麹町2-8）。 ここにもプールがあり小学校や幼稚園が使用しない夕方6時から午後10時まで2時間600円（区民400円）で一般に開放されている｡ここは開放感の無い地下温水プールであるが、25メートルの長さがあり、水深が調節できる可動式の床で通常は1.2ｍある本格的なものである｡平成15年5月24日に皇居の東御苑を歩いた後にここを訪ねたら、会議室を使ってミニフリーマーケットが開かれており多くの人が集い賑わっていた｡管理人と話をしたら「区民の方や千代田区にお勤めの方はぜひ使ってください。」とのことであった｡ さて、この辺りを昼休みに散歩する方に、紹介しておきたい店がある。 グリーンパレスの前にある「文字平」である｡ランチタイムは福島の地鶏を使った7から8種類の美味しい鳥肉料理があり、多くの人で賑わっている｡名物の「特製親子丼」も美味しいが、「鶏肉のたたき」もなかなかである｡ちなみに、夜は関西風のお好み焼きやさんになる｡ さらに、散歩を続けると千代田女学園の向かいにシュロ（棕櫚）の木の生えている広い車寄せがあり、其の先に古びた洋館がある。この建物の前を通るたびに風格あるこの建物が気にかかっていた。麹町ウぉーカーの読者からも投書を戴き、調べていたが表札等が無く確認に苦労したが、この夏やっと判明した。この建物は「衆議院事務総長公邸」であるという。普通の地図には記載されていないが、地下鉄有楽町線「麹町駅」、麹町大通側の改札の前にある柱に貼られた地図にこの建物の記載があることを発見した
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 「いきいきプラザ」の１階で、何度か自動ピアノを聴いたことがあります。昼休みに自動演奏ではありますが、ピアノの調べはいいものですよ。 Ｈ氏とプールへ行こうと約束していましたが、体力気力とも今一歩。まだ実現しておりません。何時になることやら・・・・・・・。 「いきいきプラザ一番町」の案内ＵＲＬです http://www.chiyoda-business.or.jp/network/corp/0338.html Ｈ氏のＨＰでは、火星と月のランデブーしている姿を見ることができますよ。 http://homer.pro.tok2.com/index.htm メルマガの登録解除・バックナンバーはこちらへ http://www.mag2.com/m/0000073086.htm （大） |
２階にあがると１階ロビーを見下ろすように廊下が作られており、玄関のエントランスの上部には車椅子から介護用品全般が展示されている｡一階フロアーにあるピアノの上には電気マッサージ機や椅子に深く腰掛け頭部を黒いフードで覆い音楽が流
れてくるリラクゼーション機器が置かれている｡
