===========麹町ウぉーカーNO23=============
ここのところ、毎週のように、発刊している「麹町ウぉーカー」です。 このメルマガは不定期に月2回程度発刊が当初の目標です。 決して毎週発刊の「小泉メールマガジン」(毎週読んでいますが、最近は何でもかんでも掲載しており、 夏に向かって天気が良くなると、H氏の動きが活発になるのでしょうか? 次々と原稿が上がってきています。 今回は、その中から「日本カメラ博物館」の話題です。 私も観てきました。そして映画「ローマの休日」思い出してきました。 ================================== 日本カメラ博物館は一番町の英国大使館裏手にある宝島社の地下にある。 1954年(昭和29年)に設立された財団法人日本写真機検査協会(現・日本カメラ財団)は検査の傍ら、 カメラ研究の一助に、またカメラを理解する手助けにとの趣旨で 現館長は森山真弓法務大臣である。 階段を下りていくと古びた大型の蛇腹カメラがおいてあり触ることができる。 300円の入館料を支払い、中に入ると日本の歴史的カメラが年代ごとに 展示されている。 最初の棚にオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックの名作「ローマの休日」で このカメラが日本製だとは知らなかった。 中央の棚にはまるで機関銃のような形をした「89式活動写真銃改ニ」という カメラがある。1秒間に10枚撮れるのだという。 そして壁側の箱型のカメラは「ジルー・ダケレオタイプ・カメラ」といわれる 世界最初のカメラである。国内ではここにしかないものであるという。 さらに奥に進むと日本中のお城の写真を撮り続けた中島康夫氏のライカカメラのコレクションがあり、 その隣に大きな水道管を使ったステレオカメラ(立体写真といったほうが分かりやすいか)のビューアーがある。 日ごろ意識しない立体感を、近くにあるものは近くに、遠くにあるものは遠くにはっきりと見えることの新鮮さに驚かされる。 その脇にオリンパスが開発した世界初の「内視鏡カメラ」が展示してある。 NHKのプロジェクトXで放映されたのでご存知の方も多いではないだろうか。 ここにくると「潰れかけた小さな町工場があった。・・」、「胃の手術に苦悩する一人の医者いた・・・」、 特別展示サイトにはロシアのカメラが展示されていた。 そしてカメラを完全に分解した部品の展示やカメラを二つに切ったカットモデルさらに その隣のビルにJCIIフォトサロンとライブラリーがある。 前者は定期的にいろんな写真家の写真が展示される場所であり、後者は写真に関する文献の専門図書館である。 ところでわれわれが写真を撮ると感動した風景を撮っても、 現像してみたら思ったほどではないという経験をされた方も多いと思う。 ところがここにある写真はどれも感動の一瞬が切り取られて、見る者にその感動が伝わってくる。 一枚一枚の写真に引きずり込まれるといった方がいいかもしれない。 写真が輝いていてカメラマンの思いをなにやら語りかけてくる。 これを見ていると私達が風景などを見るということは単に視覚的に 認識しているというだけではなく、ある意味で「感動というフィルター」を通して認識しているもののようである。 誰もが一度は手にしたことがあるカメラであるが、その奥は深い。 仲間との写真、恋人との写真、子供の成長を撮った写真等誰しも人生の節目を 写真に時間と思い出を固定させているであろう。 できることなら撮った写真が単なる視覚的な切り取りだけでなく感動の切り取りであったらその思いはいかばかりであろうか。 今ではパソコンと高性能プリンターの普及で、一般のカメラよりデジタルカメラが増えてきた。 プロ用のデジタルカメラでなくとも高級機なみの性能を備えた汎用機が多い。 カメラの機能を少し知るだけで、被写界深度や露出、シャッター速度などを特別に知らなくとも 持っているカメラの説明書を今一度読み直してすばらしい写真を撮ってみられたらどうだろうか。 最後は感動を撮るというカメラマンの感性というかこだわりだけが ポイントである。 ジャンルは違うがアウトドア用品の「コールマン」のホームページには以前 =================================== 山歩きに出かけると必需品のように、皆さんカメラを携帯しています。 そして記念写真ばかりでなく、花や風景を撮っている玄人風の方多いです。 最近はデジカメ持っている方もたくさん居ますよ。 編集の楽しみを持って帰っているんですね。 文中のカメラ博物館のHPです。 メルマガのバックナンバーは次のアドレスへ |