戻る

山梨の温泉

山梨県では甲府盆地のことを国中(くになか)、富士吉田や、河口湖、大月あたりを郡内(ぐんない)と呼んでいます。
その中でも韮崎市から清里方面を狭北(きょうほく)、石和温泉から山梨市、勝沼、牧山地区方面を狭東(きょうとう)とよびます。
甲府盆地を出て富士川沿い静岡までの地区を狭南(きょうなん)、甲府盆地の中央部を狭中(きょうちゅう)とよびそして中心部が甲府地区です。
ここらあたりを大きな約束事として押さえておいておくと山梨の観光案内は分かりやすいと思います。*あくまでも私が一度入ったことのある温泉です。身赴任で家に帰らない休日に訪ねたものです。一日に3軒はしごした事もあります。私がこだわった温泉については別途レポートをアップします。料金は少し高めで700円から1000円程度です。改定されますのであえて書きません。特に安いまたは高いところは特記しておきます。

狭北地区

温泉名 場所 特徴

@

不老閣

須玉町増富

深田久弥氏の日本百名山69番目の一風変わった瑞牆山(ミズガキヤマ)の麓ある温泉郷。

天然岩風呂にはびっくりさせられます。この雰囲気だけで名湯です。少し冷たいため、沸かし湯と交互に入る。しかし世界有数のラジュウム鉱泉で冷たいながらなぜか温かく、出た後ほかほかしている。
しかし泊り客用です。

A

増富の湯

須玉町増富
増富ラジュウム温泉郷で一番大きな公営の施設。
薬草風呂などいろんな温泉が楽しめる、大きな駐車場を備えた立派な施設。褐色の冷たいラジュウム鉱泉がある。入った瞬間びっくりするほど冷たいがなぜか長く出たくない。出た後ホカホカして湯冷めしない。
ここで話を伺ったおじいさんは、八王子から毎月奥様と一緒に通っているらしいが、治らないといわれた病気が治ったと喜んでおられた。
ラジュウムという放射線を体にあてているという妙な気持ちになるのだが体にはいいのらしい。
以前は町民以外は1000円もして山登りの客に不評であったが、700円になっており、源泉の浴槽も以前より増えておりゆったりと楽しめる施設になっていた。
2002年の夏、瑞牆山に登った後久しぶりに入ったが、入浴前途後では体重が夫婦とも1キロ減っていた。もしかするとダイエットのよいのではないかと思いつつ次回の再検証を楽しみに後にした。

B

明野ふるさと太陽館

明野村

富士山と南アルプス、甲斐駒ケ岳を見渡せる最高の眺望の温泉。
明野村は日照時間日本一といわれており標高が高く明るい村です。ここから見る富士山は最高です。

C

ゆーぷるにらさき

韮崎市

国道141号線沿いにあるガラス張りのドームの温泉設備、打たせ湯やサウナ、プールなどもある。清里等を観光した帰り、家族でお風呂に入るのはいいでしょう。

 

狭東地区

@

ほったからし温泉

ほったらかし温泉

山梨市

フルーツパークある富士屋ホテルの裏から900m程山の中標高700m.にある。木で作られた露天風呂がメインで少しぬるめ。岩風呂は冬閉鎖。
富士山と甲府盆地を一望できる。ここから見る夜景は絶景。洗い場の明かりを薄暗くしているのは星を楽しんでもらうためのオーナーのこだわり。入浴料500円は嬉しい。テレビで取り上げられるようになって人が増えてきたが、オープン当時はドラム缶で沸かしたお湯を使った温泉卵と焚き火にあたるのが嬉しかった。夜10時まで。
山梨を訪ねたら一度はよる価値あり。
ここで温泉に入ってから勝沼のワイナリーを巡り、勝沼インターから帰ることをお勧めします。
新緑や紅葉の季節は入浴の後、塩山から国道411号線で柳沢峠を越えて奥多摩に抜けるコースもお勧めです。
武田信玄が隠し金山の秘密を守るために55人の女郎さんを殺したため、男には祟るという言い伝えのあるオイラン渕という怖い場所もあります。

A

やまと天目山温泉ふれあいやすらぎセンター

大和村

武田家滅亡の地景徳院から車で10分ほど山に入る。見事な渓谷がありハイキングの人が多い。ここの特徴はお湯の張力が弱いことである。体をお湯につけたとき水の抵抗が少なくお湯に吸い込まれるような感じがする。鹿児島霧島の関平(せきひら)温泉には及ばないが関東では少ない低張力温泉です。700円でした。
この温泉のすぐ上にお寺があり、そば切りの発祥の地といわれ、その裏庭は座禅修行のためのもので見事です。

B

大菩薩の湯
大菩薩の湯

塩山市
国道411号線で塩山市の市街から大菩薩峠、奥多摩方面に進むとすぐにある。露天風呂から甲府盆地、南アルプスが望める。

C

スパー銭湯甲斐の湯

山梨市

17種の温泉が楽しめる。なぜか秋田県玉川温泉(がんが治るといわれる有名な温泉)と同じ効能と書いてあった。二階は居酒屋になっている。料金が確か500円の街中の温泉である。

D

石和温泉の各ホテル・旅館の温泉

石和町

昭和36年1月に山梨交通健康保険組合が掘削中に突然湧いたものであるという。ブドウ畑にボーリングのやぐらが立ち開発ブームに沸いたが、多量の温泉が湧き出たものの施設が追いつかず、湯が川にあふれ出た。そしてこの川を露天風呂のようにして楽しむ人たちが出始め、全国から多くの人たちが訪れ青空温泉として有名になった。山梨県一の温泉街で観光客も多い。

番外

石和温泉病院

石和町

人間ドックでこの病院を使うと、この病院にある温泉とプールやエクササイズ設備を一年間一回400円で使えるのはハッピー。会員間付人間ドックというのはここだけでしょう。

 

狭南

@

下部温泉不二ホテルと長生館

下部町

いわゆる「信玄の隠し湯」といわれる下部温泉駅からひとつ静岡よりの波高島(はだかじま)駅のそばにある。
川沿いの新しい不二ホテルとその奥にある長生館。初めて入るとそのぬるさにびっくりする。そして長く入っていると次第に温まってくる。長生館が100年の歴史を誇るが少し狭い。入れてもらおうと声をかけてもなかなか出てきてもらえず往生した。それだけ長閑である。500円で入れる。一度入る価値はある。私は甲府単身赴任が解けて自宅に戻る前日にもう一度入ってきた。
A 上九の湯 上九一色村

甲府から精進湖にむかう途中にある。上九一色村役場の隣にある。食事が持ち込み自由のため村人が家族で料理を持ち込んで楽しんでいる。

B

行けなかった名湯 この地区は名湯秘湯が多数あり1年半の単身赴任では回りきれませんでした。
リストアップしてあって行けなかった所をあげます。
増穂町の赤石温泉、鰍沢町の十谷温泉、早川町奈良田温泉(七不思議の湯というのがあるらしい)

 

狭中と甲府市内

@ 要害温泉 甲府市
甲府駅の北、武田神社の裏を車で10分ほどの場所にある。谷間にある温泉で露天風呂からは甲府の町が一望できる。確か甲府市長さんの自宅だとか。その関係か地元の人は勝手に温泉に入ってきたという話をよく聞きました。
夜、甲府市内から北の山を見上げて小さく見える明かりがこの温泉で、その少し上に見えるの明かりが積翠寺温泉です。この二つが川中島の合戦折将兵の傷を癒した温泉といわれています。
この温泉の裏山には多数の野鳥が生息しており1時間ほど歩いただけで10種類以上の野鳥を確認できました。県庁所在地の裏山が野鳥の宝庫とは甲府市ぐらいのものでしょう。

A

草津温泉。

甲府市
甲府駅からミレーの絵のある県立美術館に行く途中にある。湯の出る場所が大きな水晶があり、少し熱いがその湯量も豊富で市内の名湯といってよいであろう。知る人は少し汚いといって避けるようであるが、確かにいまどきの温泉浴場には無い下町の人のふれあいがある。350円であり、3分ほどの場所に住んでいたため、週3回は通った。また朝湯にも通った。
市内には甲府の奥座敷といわれる格式のある湯村温泉と国母温泉など多数温泉がありますが私には近くの草津温泉が最高でした。

付録

行けなかった温泉

リストしてあって行けなかった温泉

南アルプスの入り口芦安村の夜叉神峠の下にある芦安温泉郷

 

郡内地区

郡内地区は休日は富士山や河口湖、山中湖などを訪ねる観光客で渋滞するため山梨に住むと
休日に行こうと思わないのですね。そのため結局温泉には一度も入りませんでした。
しかし、富士山を眺めながら入浴できる素晴らしい温泉は数多くあります。
それは市販の観光案内に詳しく書いてあります。

2003年11月30日 更新