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=========麹町ウぉーカー(麹町遊歩人)NO40========

今日は富士山の日。2(ふ)2(じ)3(さん)の語呂合わせです。

この日は「NiftyServe」のフォーラム「山の展望と地図のフォーラム」が制定した日です。

そして、これとは別に山梨県川口湖町が平成13年12月に制定したそうです。

あいにく今日の天気は今一歩でしたが、どうしても富士山を観たいという方はこちらのサイトでどうぞ。

http://forum.nifty.com/fyamap/

http://www.town.kawaguchiko.yamanashi.jp/

「・・・の日」と言う記念日は、毎日のようにあります。

ちなみに今日は、「税理士の日」(日本税理士会連合会制定)

「ふろしきの日」(京都ふろしき会制定:2<つ>2<つ>3<み>の語呂合わせ)でもあります。

2月の記念日といえば「聖バレンタインデー」が頭に浮かびます。

日本で、このチョコレートを贈るということを始めたのは、昭和33年メリーチョコレートカムパニーが

新宿伊勢丹で行ったチョコレートセールが始まりです。このセール中3日間で売れたのは、たった3枚でした。

今ではチョコレートの年間消費量の4分の1がこの日に向けて消費されるそうです。

そして、3月14日には「聖バレンタインデー」を受けて、

「ホワイトデー」という訳のわからない記念日(?)がやってきます。

キャンディを贈るのが正当派ということですが、今はなんでもOKみたいです。

この日に何を贈るか悩んでいる幸せな御仁は別として、愛妻にチョッと洒落た「クッキー」などいかがでしょうか。

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麹町大通に面した麹町3丁目には青いタイルのビルの壁に浮き輪のマークが掛けられたクッキーの老舗「泉屋」がある。

泉屋東京店クッキーの母といわれる泉園子さんが京都でスコットランド人の宣教師に

クッキー作りを教わり、日本で初めてクッキーを販売したお店である。

どこの家でも泉屋の青い缶に入ったクッキーを

お土産にもらい、クッキーといえば泉屋という名前を思い浮かべる方も

多いのではないだろうか。

泉屋のクッキーはカリッとした軽いクッキーが特徴である。

麹町ウぉーカーが学生時代に、広辞苑の編者の新村出先生が編集中に泉さんの家に

出入をしていて、クッキーをいただ、あまりに美味しいため

「商売でもしたらどうか。」といって泉屋ができたというような

エッセイを読んだことがあった。今回これを書くにあたり調べてみたが、

どうしても裏付けが取れなかった。

話として紹介しておく。

 

麹町一丁目交差点の角、千代田区麹町2-2に「ローザー洋菓子店」(03-326-2971)がある。ショーケースの中にはシュークリームとロールケーキが並んでいるだけの素朴な店である。

ただここはクッキー通にはよく知られた店で、奥様の話ではショーケースに並んでいる生シュークリーム等のケーキはおまけでやっているという。
とはいえ、生クリームとカスタードの二つの味を一緒に楽しめるベビーシュー等は近所のOLさんに人気でローザーのクッキー昼過ぎに伺うとなくなっていることも多い。

ピンクのリボンを結んだ袋に入れられハートや渦巻き型、葉っぱの形など皆形が異なる、とてもかわいらしいクッキーで、バターの風味がしっかりした美味しいクッキーである。

また、チョコレートも有名で2月までの期間限定商品である。一つ一つがキャンディーのように銀紙で包まれ、さらにレトロなデザインのセロファン紙に包まれている。

それぞれの昔懐かしいチョコレートの中にはキャラメルやそれぞれ異なる中身が詰まっておりどれ一つとして同じものがない。ローざーのチョコレート
100
グラム1500円で、何から何まで驚きの連続である。

 

次に一番町の幻のクッキー、英国大使館の裏にある「村上開新堂」のクッキーである。

フランス料理で知られる村上開新堂にレストランで食事をした人、あるいは紹介のある人でないと買うことができないクッキーである。料理研究家の山本道子さんの店が併設されている。

クッキーの話をしていると必ず出てくる幻の美味しいクッキーなのだが、ランチメニューが4500円以上のレストランであり、麹町ウぉーカーが簡単に取材にいける場所ではないので話だけ紹介しておく。⇒ついに手に入れた村上開新堂のクッキー麹町ウぉーカー93号

 

余談になるが、ここはロッキード丸紅ルート事件の裁判の舞台になったことがある。

英国大使館の裏の坂道は、5億円の一部が授受された場所とされている。

田中元総理とE秘書の弁護側は、当日は大使館近くの「村上開新堂」に行ったが、この授受現場にE秘書は行っていないと証人のM運転手に証言させ、E秘書のアリバイを主張した。

ところが検察側は、「村上開新堂」は当日夏休みで店休していた事実を当時の経営者から証言を得て、丸紅側の主張していたアリバイを崩したのである。

当時この裁判の記事を新聞で読んで刑事裁判のすごさを実感したことを記憶している。その後、E秘書の元妻によるいわゆる「蜂の一刺し」証言などと劇的に展開していくことになるのである。

 

最後にクッキーではないが東京で初めて「丸房露」(まるぼおろ)を販売したお店を紹介しよう。

麹町4丁目の交差点から赤坂プリンスホテル方面に歩くとすぐに文芸春秋社がある。平河町の栄陽堂その正面にある路地を平河町方面に入ると「榮陽堂」というお菓子屋さんがある。

明治7年に現在の赤坂プリンスホテルの前にある麹町中学校の辺りに店を開き、東京で最初の「丸房露」を販売したのだという。従って、東京で最初の洋菓子店でもあるといわれる。
そして明治19年に平河町のこの地に移った。同郷の佐賀鍋島藩の大隈重信が「鍋島藩の栄城と太陽のように栄える」との願いを込めて栄陽堂と名づけたのだという。
一枚づつ袋に包まれて卵の味のする素朴なお菓子である。口にすることが少なくなったお菓子だが、「丸房露」は佐賀県を代表するお菓子であるという話を聞いた。

このあたりの事情については亡くなられた俳優木村功さんの奥様木村梢(ベストセラーになった「功、大好き」の著者)さんの「東京山の手昔がたり」に詳しく紹介されている。

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麹町ウぉーカー(麹町遊歩人)編集室では、自分の目と口で取材してからメルマガに書き込んでいるのですが、

「村上開新堂」のクッキーだけは話だけになっています。

「村上開新堂」のクッキーを味わった方の感想を求めております。

「村上開新堂」のHPです。

http://www.kaishindo.co.jp/
ところで、4月14日のオレンジデーって知っていますか?

「聖バレンタインデー」〜「ホワイトデー」ときて愛を確かめる日との事です。

・・・・・・・・・・もう付いていけません。        

 

H氏のHPでは、新しい趣向で更新しています。

http://homer.pro.tok2.com/

 

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