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=========麹町ウぉ−カ−新年ご挨拶号============

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新年あけましておめでとうございます。

本年もご愛読のほど、

よろしく御願い申し上げます

麹町ウぉ−カ−編集室一同

お正月の定番、七福神。

昨年暮、H氏と一緒に、ご愛読いただいている皆様の招福を祈願し、浅草七福神巡りを年頭に先駆けて決行して参りました。

新年ご挨拶号として浅草七福神巡りのレポートをお届けします。

お正月で鈍った体のためにも是非出掛けてみてください。                      (大)

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浅草七福神巡り      浅草七福神巡り写真集

11月某日PM1時に、浅草定番の「雷門」でH氏と待ち合わせ。

日中の温度は上がらないという天気予報を信じ、H氏は本皮ジャン、私はズボンの下にタイツ・そして裏地のある厚いセーターと、二人とも、寒冷地仕様の服装です。ところが、天気予報は見事外れて冬だというのにポカポカの小春日和。

額に汗しながら、互いに苦笑いの雷門待ち合わせとなりました。

 

浅草梅園

まずは、出発前に甘味屋さんへ。ここも定番「梅園」へ。

以前に来たとき、隣の席の叔母さんが「ぜんざい」を美味しそうに食べていたのを忘られずに「栗ぜんざい」をオーダーしました。一緒に小鉢で付いてくる紫蘇の塩漬けが、ぜんざいの甘さを美味しく引き立ててくれます。

H氏は、「あんみつ」を、瞬く間にたいらげてしまいました。

当然、彼のデジカメに「あんみつ」「栗ぜんざい」は、見事に収まりました。

梅園のあんみつ

 

客が絶えない「梅園」を後にして、ぃよいよ七福神巡りに出発です。

浅草寺は参拝のお客さんで一杯です。

浅草寺は一番最後、ゴールにしようと言うことに。

 

(1)まずは隣の浅草神社(恵比寿)へ。

社務所の巫女さんに「浅草七福神」のことを聞くと、ちょっと考えて

「待ってください。いま持ってきます〜」と奥の物置へ。

中にいた男性が「正月が多いんです。今は巡る方余りいませんよ」

なに〜!!今はシーズンオフということですか。

それでもここで始めて、浅草七福神用の色紙と御朱印をゲットです。

(色紙一枚に、九つの社寺を巡り七福神名と御朱印を頂くのです。)

浅草神社の結婚式

ここの巫女さん、サラサラと「恵比寿」と墨書きした後その上に御朱印を押してくれました。見事な筆捌きに感激しました。

そんな感激味わっていると、神社の鳥居の方から大勢の人が本殿に向かってやってきます。提灯を先頭に、人力車が続きます。乗っているのは新郎新婦ではありませんか。

神前結婚式ですね。なにか浅草らしい風景です。

 

(2)つぎは、待乳山聖天(毘沙門天)です。

言問通りを言問橋の手前で左折して、隅田川に沿って歩きます。

急に下町っぽい通りになります。

大きな看板に「浅草七福神」と書かれてあるのですぐにわかります。待乳山聖天

本殿に上がることができました。

信心で祈っている方の横で300円払ってご朱印を戴きました。

ここは、土塀に大根の絵が彫られています。

大根を供えることで、聖天さまが体の毒を洗い清めてくれるとのことです。

 

(3)今戸神社(福禄寿)へ

さらに、隅田川に沿って歩き、途中から一本中の道へ入ります。

結構大きな神社です。門から入ると、本殿の正面に大きな白い招き猫がペアで鎮座しています。

正直まったく似合いません。とにかく社務所へ。窓口に鍵がかかっています。

「誰も」いないのかなぁ」と不安が過ります。

ブザーを押すと奥のほうから声がします。「よかったあ」

記帳をお願いすると、さらさらと慣れた手つきで福禄寿と色紙に書いて朱印を押してくれました。今戸神社の招き猫(招き猫発祥の地)

招き猫のことを聞くと、なんとここが招き猫発祥の地とのこと。

社務所の横の入り口には、招き猫のおひなさま飾りがありました。

わざわざ鍵を開けて見せてくれました。季節外れの七福神巡りのおかげで親切丁寧に説明してくれます。

私が気になったのは、おひなさまの後ろに立っていた、江戸の地図が描かれていた屏風です。江戸切絵図かなと思わせるタッチで描かれていました。

マイナ−な博物館を訪ねたような気分になります。

 

(4)橋場不動尊(布袋尊)へ橋場不動尊

同じように、墨田川に沿って荒川区の白髭橋方面へ向かいます。ちょっとすると見逃しそうな奥まった場所に不動尊はあります。本堂からはお経が・・・・。

そんなわけで、色紙に布袋尊と書いてもらいご朱印を頂いただけでおいとましました。

 

(5)石浜神社(寿老神)

白髭橋の前を過ぎると、荒川区です。

大きなガスタンクが見えると、その手前が石浜神社です。白髭橋

お願いすると中からおじいさんが出てきます。やおら硯と筆を出してきて、「寿老神」と書いてくれます。
その後で、ご朱印です。

此の神社は、もともと城跡で移築されたとのことです。

どおりで浅草のはずれにあるにしては、大きい神社でした。

子供たちが境内の中で遊んでいて下町の匂いを感じました。

 

(6)吉原神社(弁財天)

ここからは、しばらく下町散歩です。来た道を、引き返します。

途中から右払して吉原方面へ向かいます。結構時間をかけて歩きます。

下町の小さな商店が並んでいます。

突然、黒服のお兄さん達が通りに立っています。「いい娘いますよ」と声掛けられてビックリ!ここは吉原ソープ街ど真中。

思わず顔を見合わせてしまいました。時間もお金もなく、即刻退散です。

やっぱり我々二人で歩いていると、どこかに隙があるのでしょう。

声の掛けやすい、二人連れに見えたのでしょうか。

吉原神社ようやく目指す吉原神社(弁財天)です。でも何か変です。人の気配がしません。

社務所も見当たりません。本堂の扉に張り紙が・・・・。

「ご朱印は、弁財天・千束神社まで来てください。」(正月には常駐しています)

次に行く予定の鷲神社(寿老人)の先、入谷の方まで行かなくてはなりません。

急遽順番を変え、先に鷲神社へ行ってご朱印をもらい、その後に吉原神社のご朱印ということに決定。途中の公園で、用を足して、鷲神社へ向かいました。

 

(7)鷲神社(寿老人)

酉の市が終ったばかりで、鳶の人が後片付け中です。今年は三の酉。鷲神社

年末まで何も起こらないことを祈りたいですね。

ここは、参拝の人が多いせいか、ご朱印の手続きも事務的です。

 

次に吉原神社のご朱印をもらいに弁財天・千束神社を目指し、入谷方面にむかいます。

千束神社では、おばあちゃんが奥から出てきて、墨で弁財天と書いた後にご朱印を押してくれます。

お正月は、吉原神社(弁財天)で受け付けてくれるそうです。

 

(8)矢先神社(福禄寿)

次は、合羽橋商店街の奥まったところにある矢先神社(福禄寿)です。

千束神社で道を教えてもらったのです合羽橋商店街の中に入ると面白そうな店が一杯です。調理の道具ばかりなのですが、並べてある商品を見ているだけで・・・・・・。チョッと薄暗くなってきて時間もかなり押してきています。

又今度ゆっくり来よう!!と心に誓って一路矢先神社(福禄寿)へ早足です。

本殿でおばさんがもう片付けの掃除をしていましたが、「お願いします」と一声かけました。返事はあるものの、なかなか社務所のほうには来てくれません。

ようやく、社務所の鍵を開けてきてくれました。

「書いている間、本殿を見てきてください。」と言われ、参拝しようと本殿への階段を上がると、茣蓙が敷かれているではありませんか。

矢先神社(天井画那須与一)

出てくるのが遅かったのは、このせいか。

靴を脱いで、本堂に入ってみてびっくり。天井一面に絵馬が書かれています。

楠木正成・源義経・那須与一・織田信長・・・・・・・・。

皆馬と一緒に描かれています。

矢先稲荷神社福禄寿本尊ここは浅草三十三間堂の通し矢の先に祭られた稲荷と言うことで、矢先神社という名前が付いたとのこと。

とにかく圧倒される天井絵馬の量です。

本堂の奥には、福禄寿が鎮座していました。

 

(9)浅草寺(大黒天)

いよいよ暗くなってきました。

真っ直ぐ浅草六区を抜けて、新国際通りを抜けます。

途中で「やげん掘り」の七味唐辛子を買って浅草寺の社務所に到着。

5時少し前。

ご朱印所に着くと、とっても明るい若いお姉さんが迎えてくれました。

「時間ギリギリでよかったですねえ〜」と言って、筆をとります。

このおねえちゃんが書くの?

見事?に「大黒天」と書いて、ポンと朱印を押してくれました。

どんなご利益あるんだろう?

首を傾げてしまいます。

それでも、完歩記念にデジカメのシャッターを押してもらいました。

浅草寺(大黒天)御朱印を完成させた編集長(大)と管理者H「は〜い、チーズ!!」

午後5時を過ぎています。案内では2時間前後となっていましたが・・・・・。

午後1時にはスタートしたわりには、随分時間たってます。

皆さんも時間にはゆとりを持って出かけてください。

 これで本日の予定終了。さあ乾杯です。

地下鉄銀座線浅草駅の上にある神谷バーは人が一杯で席がありません。

止む無く浅草六区方面へ向かいます。

伝法院裏の屋台の飲み屋に入りました。牛筋の煮込みの盛りが最高!!

「お疲れ様でした!」《完》

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今回のレポートは、H氏に休筆いただき、編集担当がまとめてみました。

H氏のHPには、この時の画像がアップされています。

是非訪問ください。

http://homer.pro.tok2.com/index.htmlll

浅草七福神巡りのHPです。
http://www.otorisama.or.jp/sichi1.html