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<<<<<<< 麹町ウぉ-カーNO2 >>>>>>>>

NHK大河ドラマは蒙古到来。麹町は猛暑到来です。

薩摩っ子のH氏は、今日も汗を拭き拭き颯爽と「麹町ウぉ-カー」の取材です。

「でも今日は暑いからちょっと怖い話も・・・」ということで、お向かいの紀尾井町となりました。

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紀尾井町と「むじな」プリンスホテル前の紀州和歌山藩跡の碑

ミレニアムガーデン向かいの弘済会館を下ったところに紀尾井坂、清水谷坂がある。

江戸時代に紀州徳川藩、井伊彦根藩、尾張徳川藩の屋敷があった場所で、

明治になってこの三藩の名前を取ってこの町を「紀尾井町」としたというのはよく知られている。

(現在の赤坂プリンスホテルが元紀州藩邸・ニューオータニが元彦根藩邸・

上智大学が元尾張藩邸であった。)

赤坂プリンスホテルとニューオータニの間の坂が清水谷坂で明治11年に大久保利通が清水谷公園の大久保利通公の碑

ここで暗殺されるのである。霞ヶ関にあった自宅から当時の赤坂御所に出仕する途中の

惨劇であった。この谷の上にある紀尾井ビルとこの谷の間にあるに清水谷公園に

大久保利通の殉難をいたむ碑が建てられている。

清水谷坂は突き当りを右折して紀尾井ビル方面に進むが、

逆に左折してニューオータニ方面に進むと紀尾井坂である。

このあたりが小泉八雲(ラフカジオファン―)の「怪談」の中に紹介されている「むじな」の舞台。

紀尾井坂その中に「赤坂に紀の国坂という坂があり、・・暗い坂で娘がシュクシュク泣いているので声をかけると振り向い

た顔がのっぺらぼうであった。男が驚いて暗い坂を駆け上がると、そこに蕎麦屋がいて話し掛けると「こんな顔か

い」と振り向いた顔がまたのっぺらぼう、驚いて坂を駆け下りて逃げていった。」とある有名な話であるが、驚い

た男が清水谷の方へ逃げていく様子が描かれている。

紀尾井ホール(ニューオータニの玄関前)前のカギのように曲がった坂を食違見附(クイチガイミツケ)いった。

その坂を降りていくと、お堀を渡り赤坂迎賓館の脇の高速道路と平行に走る坂道に合流する。

ここが「むじな」に出てくる紀の国坂であり、ここで泣いていた町娘に声をかけ、

振り向いたノッペラ坊に驚いた男が駆け上がったところが食違見付けである。

そこにいた蕎麦屋に声をかけ振り向いた顔がまたノッペラで驚き、紀尾井坂から清水谷坂に逃げていくのである。

書物によって表記が異なるが、英語版の怪談ではこの辺りの事であろう。

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暑い日の探索後は、冷たいビール・・・・・いやいやH氏は、甘党でもあるのです。

H氏ご用達のお店を一軒。

特製金つばの「一元屋」 麹町1丁目6番。

入り口は山崎パンの大きな看板。目に付くのは、パン・カップラーメン・袋菓子ばかり。

でも中に入ると、おばあちゃんとお姉さんが・・・・そして美味しい金つばです。


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